2022-01-01から1年間の記事一覧

すずめの戸締りノート

震災後の文脈を汲んだ作品として、東日本大震災(以下、震災)当時幼少期だった子供を主題に置いたという点に注目したい。文学作品が例になるのだが、震災から間もない頃のそういった作品は多和田葉子の『献灯使』や川上弘美『神様(2011)』、高橋源一郎の…

2022/7/21

(・・・)書くことおよび描くこと(grophein)の起源にあるのは、表象の正確さ以上に、負債ないしは贈与であるということである。より正確には、この表象の運動を命じ、従ってそれに先行する信仰の忠実(フィデリテ)さが、表象以上に重要であるということで…